台所仕事で、氏が定番で引き受けているものがいくつかある。その
中のひとつが焼きそば作り。
以前NHKのためしてがってんで紹介された、まず焼きそばの麺を
フライパンで少し焦げ目が付く位ドライ状態で炒め、具を別に炒めて
おいた物に乗せ、スープ粉末と水少々を加えて炒め上げる流儀に従っ
ている。
麺を炒める理由は、これで麺の腰が強くなって食感が増すためだ。
ここで問題は麺のほぐれ方。通常冷蔵庫に保管された麺を、少量の
油を引いたフライパンに乗せて加熱しながらほぐす。
しかし麺はひと塊りになっていて簡単にはほぐれない。油と熱が行
き渡るとややほぐれ易くなるが、待ちきれない。菜箸で強引に揺り
動かしてばらばらにするのだが、なかなかほぐれず麺が切れたりして
不愉快なのが欠点。
そこで昨日思いついたのが、電子レンジで麺を温めてからほぐす方法。
そんなに熱くする必要は無かったが、手で触って暖かいレベルまで加温。
油をたらしたフライパンに入れて菜箸で振ってみたら、なんと簡単に、
麺が切れずにほぐれてくれる。
あるいはレシピ本では解説済みかもしれないが、焼きそば作りが楽に
なりそうだ。