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十三人の刺客

 もう上映終了まじかという頃だが、見られるうちにと出掛け
てきた。
 この秋は時代劇ラッシュで桜田門外の変や雷桜、武士の家
計簿?だったかな、全部は見切れなそうだ。
 十三人の見せどころは、50分の戦闘場面だと云う事で、どう
鑑賞に耐えるかという興味で出掛けた。
 話の筋はごく簡単で、暴虐の明石藩主が幕府老中になるのを
防ぐために、13人の暗殺者が活躍するという、エンターテイメ
ントだ。
 近頃の映画は撮影技術の進歩から、ハリウッド風のとてつもない
映像を振りまくのが極く普通の事になってしまっているが、この
作品はまさにその狙いで作られたものだ。
 それで、単純にその映像のすざまじさを素直に見ればよいわけで、
それ以外の意義や何かを期待してはいけないわけだ。そう思ってみ
れば一見の価値がある。
 それでもストーリーの不自然さは際立つ。暴虐の明石藩主が、
切られて死ぬ最後のシーンで、死ぬのが怖いと云いだすショットは、
それまでの傲岸な態度からの豹変についてゆけないが、これが本音
という事で人間の本質という事???
by tabitohon | 2010-11-11 05:49 | シネマ・演劇&DVD | Comments(0)
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