人気ブログランキング | 話題のタグを見る

坂の上の雲とマダガスカルと手作りの本

 NHKの「坂の上の雲」の最終回が放映された。前回と最終回は日露
戦争の日本海海戦が舞台となって描かれた。バルチック艦隊と連合艦
隊の衝突であった。 
 バルチック艦隊に関してすぐに思い出すのは、マダガスカル。この
坂の上の雲でも、ワンショットマダガスカルについて触れるシーンが
あった。
 そのマダガスカルにエコツアーで出掛けたのは2007年の春。空港で
出迎えてくれたのは40歳前後と思われる日本語ガイド。空港から訪問
先へ出発する待ち時間の間に交わされた会話の様子は、ひかえめ氏の
書いた「奇境 辺境 マダガスカル」と言うタイトルの、全手作りの本
に書き込まれている。
 彼の言葉を引用した部分では、「一九〇二年、日本とロシアは戦争
したんだよ!その時にあのー、お腹の太ってる人・・。≪ステッツェル≫
その時はマダガスカルはフランスのフランスの植民地だったけど、日本
とロシアの事をマダガスカル人は知ってました。ロシア艦隊への補給を
遅らせて、日本を助けたんだよ。私は高校の時に日本の歴史も習いまし
たよ」と、マダガスカル人は日本びいきなのだ。
 この件を調べたひかえめ氏は、このマダガスカルでの状況を小説にし
「アイアイの目」と言う(西本正明[孫文の女]文芸春秋)作品を探し出し
最終章に要約8頁を書き込んだ。
 今回の放映で思いがけず2007年にタイムスリップさせられた。
by tabitohon | 2011-12-26 05:41 | 全手作りの本 | Comments(0)
<< 尿素クリームで越冬 お気に入りの整理 >>