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九州レンタカー気儘旅9

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 グラバー庭園見学を終えて、次の訪問先は長崎原爆資料館。天気は晴れ
で日射しが強い中、資料館の中であれば好都合。日蔭の駐車場所を探し出
して館内へと進む。
 広島の資料館は見ているが、被爆資料や風景は同じように悲惨だ。ここでは
核爆弾の模型が断面構造が見られるように展示してあるが、想像よりシンプル
なのを確認した。
 広島の展示に比べ、歴史的背景や世界史との関わり合いを丁寧に説明する
展示だと印象を受けた。暑さと次の訪問先予定が有るので、平和公園まで行く
のは断念。
 当初足を延ばす予定だった有田等の焼き物の町訪問も止めて、次は一路「
吉野ヶ里遺跡」へと車を走らせる。まあなんと大手旅行会社の団体ツアーの行か
ない様な所へ行くものだ。
 拘束を降りてカーナビの指示に従って先ず迷いそうもない道を走ったのに、最後
は又素直には駐車場に入れない。九州の道が分かりにくいのか、カーナビがへぼ
なのか、困ったものだ。
 吉野ヶ里遺跡の名前は有名で、広大な遺跡のようだ。著名な広大な遺跡としては
青森の三内丸山遺跡を見ている。あそこは大きな太い丸太で組んだ櫓のようなもの
画シンボルだが、吉野ヶ里は・
 強い日射しの中、やけに広い広場に点在する復元住居など見学するのはちょっと
きつい。途中資料館の様な建物で一息つくが、ここで吉野ヶ里遺跡のみものは甕棺
である事が分かった。
 二つの壺型の甕を向い合せに繋いで、大人が横になって収容されると言う大きな
もので、これが沢山噴墓地に埋葬されているのだそうだ。
 展示館を出て、噴墓地の現場に向かうと、芝生の様な緑地に赤土色の地面を部
分的に掘り起こした中に甕棺を横たえてある。普通出土品をこんな野ざらしにはし
無いと思うのだが、大胆かつ新鮮な展示だ。
 広い樹木の無い緑地に明るい日射しが降り注ぎ、墓地と言う陰湿さは全くない。
この先に貴人が葬られた集団墓地が有るとのこと。
 小高い饅頭型の所が有って、そこがその墓地らしいが、今は発掘跡全体を覆う様
にドーム型の建物が饅頭山の下に隠されているという構造。と言う事は本来こんな
に高い饅頭山ではなかったらしい。
 中へ入ってびっくり、まるで中国の兵馬俑風の展示だ。縦横に走ったとレンチの
各所に割れた甕棺の下半部が露出した状態で展示されている。見学路は四周を取
り巻く空中廊下。野外の展示とはかなり趣が違う。
 ここ吉野ヶ里は弥生時代の遺跡で、三内丸山と同じく住居は半地下式に掘り下げた
穴の上部を草葺きの屋根でカバーした構造。大きな櫓の様な建物が沢山復元されて
いるが、この数の多さにはちょっとびっくりだ。

 と、これを最後にこの度の九州旅行の見学を終了。降り立った福岡空港から帰路に
ついた。
起こしたくぼ地
by tabitohon | 2014-07-02 05:14 | 国内の旅 | Comments(0)
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