三十槌の氷柱

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 簡保の宿寄居の部屋は、まるで新築風でベット等の調度品も最新式の上
等なしつらえ。それもそのはず、昨年の11月にリフォームしたてであるとか。
 ツインベッドで5MX6Mほどの広い部屋で、外は街道を挟んで山波につな
がる上等な眺め。
 夕食は最安値コース(食が細い中高年向き)を指定しておいたが、それ
でも多すぎるという次第。夫人は全部平らげたが、満腹で苦しかったとか。
 経営不振の大きな温泉宿を買収した温泉宿チェーンはやたらに多くの客
を集めるので、食事時の混雑等不愉快で保養にならない。簡保の宿は余り
大きな規模ではないので、アットホームな滞在が出来るのが好ましい。

 さてNHKの天気予報は外れて、夜中にも雪は降らず、少し遠くまで走れ
そうだ。本日は宝登山の蝋梅を目指すのだが、その前にちょっと走るが、秩
父の山奥の三十槌の氷柱と言うのを見に行く事にした。
 断崖の割れ目から染み出す水が凍って大きな氷柱が出来るのだが、滝の
結氷等には迫力で及ばない物とは思いつつ、話の種程の期待で行ってみる
事にした。
 片道1時間強のルートを半分程走ると、辺りの景色が少し白くなって、昨夜
小雪が降ったらしい。路面に雪は無く走行には支障なし。
 細い山道に差し掛かると山の木々の枝葉には霧氷か雪か、白く覆い尽くし
て折からの朝日を受けた所だけ溶け落ちている。まるで桜の花を咲かせた
様な、それ以上に華麗な風景が見えて来る。
 何とかカメラに収めたいものだが、車がすれ違うのが精一杯に道幅で、車
を止める訳にはゆかない。
 朝の日射しと共に、時々刻々雪氷は溶け落ちて行き、その風景は幻の僅か
瞬間の寿命だ。
 眼の底に風景を焼きつけて先へ急ぐ。やがて三十槌の氷柱の駐車場へ。
河原へ降りると、天然の氷柱と人口の氷柱と言うのがあって、天然の氷柱は
かなり地味なものである。
 人口の氷柱は断崖の高い所から水を流して氷柱にしたものだが、水量が
多いのでダイナミックな氷柱が出来ている。
 色々な角度でカメラに収めては見るが、全面結氷の滝の様なダイナミックな
物にはならない。思案の末に更に上の樹木の枝葉に目をやると、何と昨日の
着雪が残っていて白く浮かび上がっている。
 この着氷と氷柱で行こうと再度カメラアングルを探す。光の当たりの不都合
は後の画像処理で補って作った1枚が上の写真。
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by tabitohon | 2015-02-17 10:31 | 国内の旅 | Comments(0)
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