
昨年の冬2月、関東に記録的大雪が降り八王子もかって無い雪の深さ
まで積った。
その積り行く庭の雪を眺めていると、バックの椿の花の紅色が目に飛び
込んできてはっとさせられた。椿は冬の花の主、雪とは相性が良いのだ。
ボタニカルフォトの事が頭の中にあって、これは使えそうと思い立った。
積り行く雪の写真を何枚か撮りながら、葉っぱに雪を乗せた椿の写真も
撮り揃えて置いた。
雪と葉っぱに雪の積った写真だけと言う選択もあるが、椿の華やかな
花の印象を強めようと、後日落花した椿の花もカメラに収めた。
切り抜いた椿の落花をデジタル処理で雪の上に置いてみる。現実の姿
とは違うが、時節と場所柄あり得る事である。又あり得ない事であっても、
雪と椿と言うくくりの中でみれば選択の範囲とも言える。
自己流の理屈を付けて作った一枚だ。