このところ休止していた原発の再稼働が始まっている。世論の
大多数は原発はNOと言っているのに。与党自民党が原発支持
の方針だが、政党支持と個々の制作課題への国民の賛否は全く
の別物だと分かる。
安全保障や原発問題は自民の支持とは真逆の世論となっている
奇妙さ。議会民主主義とはこのようにまやかし民主主義になり果て
ているのが現実。
原発問題に関して、電力契約の自由化のニュースを聞いて妙案が
浮かんだがどうだろうか。企業向けは既に電力購入契約が自由化
されているようだ。関東で言えば東電から買わずに他から買っても
良いという仕組み。
個人消費者向けの契約も来年から自由化されるというニュース報道
が聞こえている。これに反応して東京ガスが、ガスと電力の一括契約
で電気料金を安く提供すると名乗りを上げている。
所で消費者はただ安いだけで動くか? 否である。スーパーの野菜
食品売り場に中国産の物は余りおかれていない。中国産は安いのは
間違いないが、安全に不安が有るものは安くても買わないと言う事だ。
電力は違うか? 全く同じとは言わないが、原発電力がいやだと言う
人は非原発の電力会社と契約すれば良い訳だ。既にエコ発電の普及
もあって、電力供給は原発無しでも確保されているようだ。
原発低コスト論は、大規模事故のあった場合の費用負担を料金コスト
に入れて居ないように思われる。いざとなれば政府保証、税金で後始末
をすれば良しとする考えか。
世界一の借金財政の乗って平然としている政府のもと、電力会社も
その空気をたっぷり吸っているようにみえる。