ムラサキツユクサはまさに雑草の勢いで道端や空き地に勢力を伸ばしていて、ハルジオンと互角に強健は花だ。花の色はムラサキでやや大柄なので花が映えるが、早朝から日当たりの真っ盛りまでしか花が開いていないので、綺麗でも切り花には全く向かない。
写真に撮る分には開いた姿で残せるから、我がマクロ撮影の被写体としてはかなり気に入っている。それで庭にも優遇して生息を許している。
先日、この花の白花を見つけた。他で見つけたことはないのだが、家の前の道路予定用地の仕切った金網の際でだ。ここにだけ数株生えているのはどうした偶然でなのか。鳥がついばむ実は無いと思うので???だ。
撮影用にその一株を抜き取って鉢に仮植えした。枯れないように上の方の茎は切り落とし、わずかに茎の上の蕾の塊を一つだけ残しておいた。強健な草で、わずかに掘り取って残った根で水を吸い取って花を咲かせて健気だ。
ムラサキツユクサの原産は北アメリカおよび熱帯アメリカとある。このシロバナは、アメリカ産なのか、あるいは日本で発現したものかの解説を発見していない。いずれにしろムラサキに比べればはるかに希少で、園芸店の通販商品には載っている。
同じようなツユクサの日本原産の鳥のくちばし型の花のを咲かせる種類にもシロバナがあるらしいが、まだ見たことが無い。これらの白い花のツユクサをなんと呼んだら通用するのだろうか??
それはさておき、このシロバナツユクサにしばらく遊んでもらおう。