人気ブログランキング | 話題のタグを見る

サクラタデの雌株

サクラタデの雌株_a0074562_11480129.jpg
 前回の柿の書き込みのひとつ前に、片倉城跡公園のサクラタデの書き込みをした。その時に分かっていた情報だが、サクラタデに雄株と雌株があるという。雄蕊が雌しべより長くて花弁の外に飛び出しているのが、雄株。雌蕊が長くて雄蕊は短く、花弁から殆ど飛び出していないのが雌株。
 片倉城跡公園のサクラタデは雄株だった。長池公園には雌株があって、生えているところは第一展望デッキと分かっている。今はまだ花のある時期なので、この際見に行ってみようと出掛けた。
 長池公園は以前にスズメウリを探しに行ったことがある。その時はあると言われたところには見当たらず、管理棟の内庭にあった。その時はフォーカスブラケット撮影や焦点合成技を知らず、まともなスズメウリの写真は撮れなかったものだ。今は片倉城跡公園の二か所にスズメウリを発見し、撮影も問題なくこなしている。
 一度行ったことのある長池公園は、二回目は随分近く感じられる。ウイークデイの午後ながら駐車場はかなり車が止まっていて賑わっていて、公園の人気のの程が窺われる。
 第一展望デッキと言うと高い所と思いがちだが、細い谷筋の観察道路から階段で下った湿地帯に造ったウッドデッキだった。植物観察の公園であればこういったアクセスの仕掛けが必要なのだが、行きつけの片倉城跡にはこの配慮が無いのが残念。
 地味な花だが、デッキの脇にあるのがすぐに見つかった。カメラのアクセス範囲で撮影容易。谷筋で午後の陽射しの逆光なので、背景が暗くて花が浮き立つ。サクラと名が付くが、桜のように薄い儚い花びらでなく、肉厚の透けて見えるような花びら。ミゾソバと同じように小さく、同じように半透明で魅力的だ。
 雄株と雌株が揃って、材料の基本を確保。来年の作品候補にエントリーさせよう。

by tabitohon | 2018-10-30 11:58 | 花巡り | Comments(0)
<< キツリフネソウ 庭の柿 >>