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クサボタンを追い求める

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 種の先に羽毛のようなひげを付けた形に惹かれた今年のシーズンも終わりへ。センニンソウに東急片倉台で出会った後、浅川で探したが出会えず。晩秋に横川斎場の向かいのフェンスで花と種が混在しているのに出会った。
 センニンソウは平地で良く見掛ける花の様だが、仲間のボタンズルは山地が好みの様だ。長沼公園の尾根でささやかな株に出会ったのが収穫で、その後長池公園に有るとの情報で訪問。在処は分かったが、既に秋枯れで姿が見られなかったのと、高い木に絡みついていたようで撮影には不向きと分かった。
 センニンソウ属三兄弟の最後のひとつがクサボタン。八王子近辺の在処をネットで探ったが、見たという情報は高尾山の一丁平と言う尾根辺りばかり。某日日蔭沢と言う沢筋をかなり上まで詰めてみたが出会わず。
 それでもしつこく探したら、高尾森林科学園の入り口出口辺りにあるという別の情報に巡り合たった。森林科学園には駐車場はなく、民間のコインパーキング利用となる。
 高尾なら家の最寄りの京王片倉から京王線でモ遠くない。高尾からは徒歩で5分から10分位なので電車で出掛けてみた。入口付近をちょっと探したが見当らず。入場券300円を買って、中にいた職員にクサボタンがあるか聞いてみたら有った。
 ゲートの出口通路の脇に! 花は終わっていたが、種の大きな塊がいくつも群棲している。腰ほどの高さで、撮影には全く向いているが、
種の塊は混みあい過ぎていて写真には不向き。種の先のヒゲが羽毛状に開いていないものがほとんどだが、いくつかは羽根を広げているものもある。
 このままでは全く作品には使えないので、羽毛が開きった小枝をいくつか切り取って持ち帰った。羽毛同士が重ならないように並べると、
種と開いた羽根の白さがクリヤーに見えてグッド。背景を黒くしないと全く引き立たない。かくしてクサボタンの作品用の材料は確保した。
 入場券を買った手前、園内を見学してみることにした。冬の入り口のこの時期、園内を歩く人の姿はちらほらで静寂。通路脇の落葉樹の葉は殆ど散っていて、下草の山野草は枯れて刈り取られ状態。一つ二つ咲く花もあったが、散歩歩きの効用以外の収穫は無かった。

by tabitohon | 2018-11-29 06:15 | 花巡り | Comments(2)
Commented at 2018-12-01 17:28
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2018-12-03 04:55
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