ホドイモはマクロ撮影してみるとことのほか面白い形で、再度取り組んでみたいと思い始めた。前回訪れた連生寺公園の花はまだ咲き初めで、沢山若いつぼみが残っていたので満開を目指してゆくことにした。そばの松が谷にはノササゲの群落があるので、併せて様子を見ることにした。
二度目の場所は探すのが簡単で助かる。今回の蓮生寺公園は下草刈りが行われた後で、前回よりよほど綺麗で歩きやすくなっていた。さてさえずり橋についてみると、ガガーン。ホドイモの花が見当たらない。
前回はモサモサしていた茂みがすっきりとなっていて、ホドイモらしい葉はあるが花房は影も形もない。花に限らずよくあることだが、次にというのは幻に終わることが多々ある。一期一会とは言うが、チャンスがあるとき思い残しが無いようにしないと、と思い知らされた。来年を頼ってもいけないか・・・。
気を取り直して松が谷の公園へ。ノササゲのある場所はよく知っている。真夏の暑さだが、途中の道は木立もあって思いのほか暑さがしのげる。
さてついてみると、ガガン。まだ全くつぼみの姿もない。去年の秋はもっと高いブッシュに絡みついていたようにいたように思うが、今は背の低い小さな茂みに見える。が、ノササゲがあることにはまちがいない。
あきらめて帰るしかないが、カメラに触れずに帰るのも悔しい。何かないかと探したら、草地にウラシマソウを細長くしたような花が。これは初めて見るもの。
カメラに収めて、帰ってから調べたらカラスビシャクというものらしい。多年草の畑の雑草とあるが、初めて見た。玉状の根のコルク質をとると、中に半夏と呼ぶ生薬になるものがあるそうだ。やれやれ。