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秋明ギク


 しつこかった風邪が、のどからスタートして腹にくだり、気管支へ昇って、最後に鼻の辺りに
ぐずぐずしているが、もう大丈夫そうだ。
 今日はすっかり気温が下がって、長袖でないともういけない。季節の変わり目の変化は
急だが、特に夏から秋への替わりは心静まり人生の先をちらりと意識させたりする。

 これまで暑くて蚊が多くてうんざりの庭だったが、これからは少しは落ち着いて眺める気に
もなる陽気だ。特に夜は、どこにいるのか疑うほどに虫の音の大合唱。大合唱と言えばボル
ネオの夜のジャングルの声は、奥深く素晴らしかった。ステレオ録音してきたので、いつか
整理してCDにでも残しておこう。

 さて庭の花だが、ちょっと目を惹くのが紫の秋明ギク。秋明菊は白を沢山見掛けるのだが
紫は少ない。紫の開花が早くて今盛りだが、白は蕾が膨らみかけたところでこの先1週間
ほどは掛かりそうだ。
 地面に下ろしてもなかなか大株に育たない。よそ様の庭でもなかなか見掛けない。見事
な大群落を見たのは、もう5年以上も前の中国の四姑娘山(スークーニャンサン)のふもと、
3000Mほどの高原の木立の下だ。猫の額ほどの広さの畑の脇に雑草交じりで自生して
いたもので、天然物と思われる。
 こうして庭の花から思い出してみると、急に懐かしく貴重な思い出となってくる。

 
by tabitohon | 2006-09-24 13:58 | 花巡り | Comments(0)
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