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成都大迂回旅行の思い出(6)

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 スイカを積み込んで再び走り出す。約1時間南下して、ようやく
映秀の町に差し掛かる。映秀は南の成都と西の臥龍方向への別れ
道のポイントで、ようやく大迂回を終えて本来のルートに戻った訳だ。
 5月15日の朝日の夕刊に、映秀の航空写真が載った。一部の
コンクリートビル意外は総て瓦礫。痛ましい事だ。
 さてこの映秀に差し掛かると、またしても大渋滞の車の列。しばらく
車列についていたが、運転手が交通整理の警官と二言三言話をして、
いきなり反対車線に出て走り出した。
 車列は成都に向かう車で、臥龍方向は全く混雑は無いのだ。映秀
を抜けて1時間のドライブ。ようやく宿泊地臥龍へと走りこんだのは
7時近かった。
 流れ星山荘、そう旅行社から言われていたので覚悟はしていたが、
星の数を言うような宿舎ではない。はらはら大迂回の末の落ち込んだ
気分も加わって、やれやれ。それでも青いケシへの道はここで確かな
ものになったわけだ。
 翌朝は上天気で、気分も回復。ここ 臥龍はパンダの保護飼育施設
があって、これが観光の目玉でもある。野生の生息数が約800頭で、
この施設に約100頭が保護されている。
 さてこの施設での地震の被害も奉ぜられた。職員5人が死亡し、
パンだの小屋も十数棟倒壊してパンダが逃げ出したそうだ。ほとんど
を捕獲したが3頭が行方不明だそうだ。地震の最中も悠々と餌を食べ
ていたそうだが、そう言えば『悠々』と言う名前のパンダがいたのだ。
 竹ガ主食なのだが、地震で道路が崩壊し、竹を供給する農家も被災
して、食料の確保がピンチらしい。                 (続)
by tabitohon | 2008-05-21 05:32 | Comments(0)
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