夜中は雨で、天気予報も暗い。大雨というほどではないが、雨の
中の出発となり、先ず観鯨の南岸を走る。
観鯨の件は前回書いたが、熱心に取り組んでいるらしい。以前は
往復4時間くらいで行っていたが、最近は見つかるまで粘る、1日
コースというのが人気だとか。
今日の観光は四万十川の川下りだが、雨の中ではどんなものか。
ところで四万十川は、ダムが無い貴重な川として有名。清流で、鮎
やうなぎ漁が盛んだが、川くだりがあるという認識は無かった。
11時過ぎ、船着場へ到着、とにかく船に乗ってしまえば雨には
濡れない。それからこの船で昼食の弁当がでるので、動く食堂だと
思えば、雨も苦にならない。
川面はガスが沸き立って景色は霞がちだが、その中に沈下橋が
見えてくる。四万十には沢山沈下橋か架かっているそうで、今日は
2箇所見えるそうだ。
この霧で霞んだ風景、意外にムードが有って好ましい。晴天だと
ありふれた眺めになってしまうが、霧に隠されて雑音が消える。
1時間の遊覧と食事を終えて陸に上がった時、別の川船が下って
きて、風景にアクセントをつけてくれた。