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ムラサキツユクサ

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 つゆ草と言えば昔は日本種の鳥のくちばしのような形の花であったが、今は殆ど見かけない。代わりに三枚花弁の株立ちの西洋つゆを圧倒的に多く見掛け、雑草の繁殖力を見せつけている。
 この種はカナダやアルゼンチンが原産で、17世紀にヨーロッパに持ち込まれて今や全世界に繁茂しているらしい。日本種は蔓のように細い茎が長く長く伸びて絡まりついて、自立しないので観賞用にはならず全く雑草扱いだ。
 西洋つゆ草又はムラサキツユクサと呼ぶ本種は、しっかりした花茎の頭にびっしりと蕾を着けて長い間順番に咲き続けて切り花にもなりえる。ただし繁殖力が強すぎて雑草扱いなので普通は注目しない。
 去る日、マクロフォトの被写体にどうかと何気なくカメラを向けてみた。シャープに写った花芯部分の細毛にびっくり。加えて細毛に交じって伸びる雄蕊の頭の黄色がダイナミックで、花の印象をぐっと強めている。
 そうはいってもマクロレンズのシャープな描写力だけが頼りでは、物足りない。前回のタツナミソウが木漏れ日の朝日のスポットライトで際立ったように、このつゆ草もいけるかもしれないと朝の庭に立つ。
 幸い雑草のような繁殖力なので木立の下に何株あって、朝日の木漏れ日が当たる位置にも生えている。昇る太陽とともにスポットの位置も移動し、時間とともにスポットを浴びる花が交代する。花に日が当たって、背景が暗いショットを狙うので、日が高くなった昼間ではだめだ。
 日の当たるタイミングと共に大事なのが、黄色の色濃い雄蕊の数。花が咲いた後、かなり早い時期に雄蕊が散り去ってしまう。咲き始めの元気な花が、朝日を受ける良い位置にある事。このように注文の多い花の撮影は、わが庭でこそ可能なこと。朝食前後のひと時が撮影時刻となる。
 撮ってみたい魅力的な花、例えばコマクサのような花があるが、毎朝のベストのタイミングで訪れることなどありえない。撮影する花を探し出したら、庭で栽培するか、近所の生育地を探すという事か・・・。
 

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by tabitohon | 2017-05-24 15:05 | 和楽庵四季折々 | Comments(0)

キカラスウリそろい踏み

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 昨年の晩秋、友達が送ってくれたキカラスウリの塊根から5月の初めにようやく芽吹き。やや大きめの塊根と小型塊根、それから塊根と言うにははばかられるようなやや膨らんだような根っこのそれぞれから芽吹いたようだ。
 一番目に芽吹いて来たのがやや大きめの塊根だろうと推定。それにしても塊根の数と芽吹きの数が合わない。恐らく一つの塊根から複数の芽吹きがあるのだろう。鉢植えなので日当たりと伸びる方向を考えて微調整移動f出来る。
 蔓は南に向かって伸びるかと思ったら、なんと北の方向に伸びてゆく。確かにその方が蔓についた葉の日当たりが良いわけだ。
 今年の期待は花なのだが、これは高望みか。花の撮影を終えたら御用済みかと思っていたが、思いのほか使い道がありそう。若い蔓は湯がいてお浸しや和え物で食べられるとか。若い実は塩漬けや汁の実になる。熟した実の種の周りのぬるぬるも食べられるそうだ。パッションフルーツを思い出す。
 塊根にはでんぷんが多く含まれ、カロコンと呼んで解熱止瀉消腫作用があるとか。そのでんぷんをよく水で晒したものは天花粉と呼んで、おしろいやあせもを防ぐパウダーと用いられるとある。
 長年育てた塊根は2Kgにも達するそうだ。
 

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by tabitohon | 2017-05-20 06:19 | 和楽庵四季折々 | Comments(0)

三島の梅花藻

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 水中に咲く花で知られる梅花藻の花を見たのは、4月のクラス会旅行。三島にある梅花藻の里と呼ぶ梅花藻の繁殖施設だった。その後の調べでこの近くの源兵衛川に川幅いっぱいの梅花藻の生育地があって、花時には雪が降った様に白く埋め尽くされるという写真にたどり着いた。
 梅花藻は水温15度が最適成育温度で、高くても低くても育たないらしい。西の方では鳥取県の本宮川、滋賀の米原市の醒の井・地蔵川等が高名ながらそこまでは足を延ばせない。
 4月の三島で見たのは繁殖施設で自然感が無く、花も疎らだった。約ひと月弱経った今回のクマガイソウの旅で、再び三島を訪問。今度は源兵衛川の梅花藻をしっかり見学することにした。花も咲いているに違いないと期待の訪問だった。
 勝手知った佐野美術館の駐車場に車を覆いて、源兵衛川に向かう。川なのに緩い坂を上った先にある。親水路は木立に覆われて川幅が細く、探す場所ではなさそうだ、
野鳥狙いのカメラマンhが居たので聞いてみた。少し下った先に梅花藻用の手入れをした場所があって、そこで見られるが花時ではないという。言われた先へ下ってみると、川幅いっぱいに浅いネットが仕込んであって、流れ下るごみを漉きとるようになっている。
 その先で川幅が広くなって、ごく浅いフラットな川底となり、そこに筋状に梅花藻の群落がある。写真で見つけたポイントはここに違いない。さて期待の花だが、目立つほどには咲いておらず、目を凝らすとちらほら見える程度。
 株の状態は期待通りだったが、花は肩透かしであった。花は周年咲くようだが、盛期は7月頃であるらしい。写真ではそのような姿が写っているので、再度夏休みに来てみるとしよう。

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by tabitohon | 2017-05-14 10:02 | 国内の旅 | Comments(0)

西桂町のクマガイソウ群落

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 昨年の5月下旬に山中湖近くのクマガイソウ群生地を訪れ、やや遅めながら林床に沢山のクマガイソウの開花株を見た。刺激されて暮れに通販の株を買って庭に植えたのがこの春開花して約一週間飽かずに鑑賞し、ブログにもアップした通り。
 さて関東の近場でもう一か所クマガイソウの大群落があると聞いていたのが、西桂町。山中湖よりも標高が低いので開花時期が10日から半月早い。交通と宿が楽なGW明けにクマガイソウを見てから箱根に泊まる事にした。
 西桂町までは高速で、家から2時間弱で行かれる。8時半に出発して10時過ぎに到着。クマガイソウの時期にだけ開放される群落地は、駐車場から10分ほど登った山道の奥。小砂利混じりの登り道は滑りやすく、足の筋力の衰えを思い知らされた登りだった。
 この時期だけの案内所がしつらえてあって、西桂町のささやかな観光事業の感。次々に訪問客が登ってきて、その趣味の人には知られたるところになっているようだ。
 落葉樹の斜面の林床はほぼクマガイソウで埋まっていて。まさにクマガイソウの群落地。天然ものがスタートで、手入れをして繁殖させたものだそうだ。登り道の両側がクマガイソウの群落で、木漏れ日の当たるところの株が輝いている。
 クマガイソウだけなので格別変化があるわけでは無いが、一本の花茎に花が二個付いた珍品株が二株あって、これにはびっくり。
 栽培環境をしっかり見たので、わが庭の木の枝をもう少し払って日当たりを少し多くした方が良さそうだ。来年の庭にクマガイソウの繁殖が見られるか???

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by tabitohon | 2017-05-10 15:16 | 花巡り | Comments(0)

タツナミソウ

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背丈の低い頼りない花だが、たくさん集まって群落状になるとなかなか見応えがある。草丈に対して花穂が長いので、満開の時には葉は目立たずに花だけ集まっているように見えて豪華。
 何処からかやってきて、庭に居ついて各所で花を咲かせている。丈夫な花だ。種類が極めて多くて、同定は困難とネットでは解説されている。
 普通に撮影してはどうにもならない花だが、早朝斜めの朝日に照らされて輝いているのを見て、これはいけそうだとトライした。一回ではうまくゆかなかったが、トライすること数日。朝のスケジュールを乱しながらの撮影となる。
 朝の木漏れ日のスポットが花に当たり、背景が暗いショットが花を浮き上がらせる。朝日の動きは早く、ちょっとの間にスポットが移動してしまいチャンスは僅か。
 庭で毎日でもトライできればこその撮影で、遠方へ出張っての撮影ではとてもとても。この種のボタニカルフォトの撮影は庭に生えているものが狙い処だ。

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by tabitohon | 2017-05-02 05:56 | 和楽庵四季折々 | Comments(0)