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ヒトリシズカ

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 和楽庵の林床で春の訪れを告げるのが、一人静。毎年のことでカメラを向けることもなくなっていたが、焦点合成を志す今、改めてカメラを向ける気になった。
 その前にヒトリシズカとは、センリョウ科チャラン属であるらしいが、赤い実のなる千両? チャランって何だろう?外国名の様に聞こえるが。北海道から九州まで、林床や林縁に生えるとあって外来ではないのかな。
 ブラシ状、穂状花序とある。花序とは花の付く形態の事で、確かにヒトリシズカの花はブラシ状に見える。ブラシの一本一本が花と理解する。それが焦点合成画像を詳細に見てみると花穂の頭に全く違う花状のものがあるのを発見。詳細は後段に。
 吉野静とも言ったが、吉野山の静御前にあやかり、ヒトリシズカという事になったとか。ブラシ状の形から眉掃草ともいう。薬草でもあり、血圧降下・利尿の薬効があるとか。漢方では、神経痛・リュウマチ・痛風などに効くとされているそうだ。
 さてヒトリシズカの撮影だが、ピントをずらせながら連写し、焦点合成へとつなげる。画面の中の最も手前の部分を探して、そこから奥へと撮り進むのだが、一番手前がどこかと探すのがむつかしい。
 何とか撮影したコマから焦点合成して観察してみると、花序のてっぺんの部分に何か小さな花のように見えるものがある。別の焦点合成画像をチェックしてみるが、この部分のシャープに写っているものが少ない。存在は分かるが、拡大してみるとボケ気味なのだ。焦点の移動幅を小さくした撮影が必要だと推察される。
 白い棒状の花以外に、花穂の先端に別の全く違う形の花があるという風に見た。更に拡大率を上げた撮影を試みる積り。報告は後日。
 


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by tabitohon | 2018-03-30 06:01 | 和楽庵四季折々 | Comments(0)

サンシュウの花、焦点合成

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 早春の花で、庭にこの花が咲く木がある。花と赤い実が印象的な木だが、種を抜いた実は生薬になるらしい。強精剤や止血剤になるらしい。ヨーグルトの木とも言われ、温めた牛乳に枝を刺して一晩おくとヨーグルトが出来るというから、驚き。乳酸菌が付いてる様には思えないけれど。サンシュウと聞くと、稗搗き節のサンシュウかなと思うのだが、稗搗き節のサンシュウは山椒らしい。
 開く前の花は5~6㎜の黄色の塊だが、開くと1~1.5㎝程の丸になる。花の少ない早春に人目を惹きカメラを向けることになるが、小さな花なのでマクロレンズがないと大きくは写らない。
 その上マクロ撮影だとピントが浅くなるのでシャープに見えるのはほんの一部分。そこで今回やってみたのが焦点合成。その前に焦点ブラケット撮影というのを行って、ピント位置をずらせた一連の写真を用意する。
 連続8枚を撮影した一枚目が下の左、8枚目が下の右の写真。花の前端と後ろ端にピントが合っている。あとの6枚はその間に少しずつずれた位置にピントが合っている。
 その8枚の写真を使って焦点合成したのが上の写真。手前から後ろまでピントが合っている。普通に撮影した一枚の写真ではこうはならないから、やや不思議な印象を与える。
 ボタニカルアートのような植物画では植物はぼかすことなくシャープに描くので、焦点合成はそういったものに似た写真を作るのに使えるものだ。この撮影での課題は、花の最前端にピントを合わせてから連写する技。最前端と思ったら、さらに前があってそこがボケて写るという事いなる。
 自動で手前にピントをずらせてから奥へずらせてもらえば良いのだが、今はそうなっていない。カメラのソフトをバージョンアップして
くれるとありがたいのだが。

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by tabitohon | 2018-03-23 05:03 | PC&デジカメ写真術(ボタニカルフォトあ | Comments(0)

サンシュウの花、焦点合成

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by tabitohon | 2018-03-23 05:03 | PC&デジカメ写真術(ボタニカルフォトあ | Comments(0)

焦点合成でハナネコノメ


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 かねてから準備を進めてきた焦点合成の道がようやく開けた。焦点合成は、小さなものを大きく写すマクロ撮影や顕微鏡撮影等に役立つ技。こういった拡大撮影ではピントの合う範囲が狭くて、シャープに写るのが部分的過ぎて全体が良く見えない。それが焦点合成という技を使うと、手前から奥までピントが合った写真が出来るという事。普通の撮影では見られないような写真に出会えるという驚きがある。
 道具立てはまずカメラ。手前から奥まで自動的にピント位置をずらせながら撮影するカメラが必要。なるべく軽くて手頃なねだんでこれが出来るカメラという事で、OM-D M10MarkⅡというカメラのボデーだけを買った。拡大撮影向きのマクロレンズは既に60㎜のものと30㎜のものを持っていたので、カメラ道具はこれで良い。
 もう一つの道具立ては焦点合成という画像処理を行うソフト。カメラにこれを組み込んだものもあるが、処理できる範囲に限界があって、
PCのソフトを使う分には制限が無いのでよろしいかと。日本語でサポートを受けられるのはフォトショップというソフトだけ。昔は買い切りだったが、今は月額千円ほどの使用料を払い続ける方式になっている。
 半月ほど前にこの契約でソフトを手に入れ、ようやく春めいた庭で撮影した花を焦点合成で処理した練習を試みた。一番気にしたのは、手持ち撮影で出来るかどうかという事。フィールドでの撮影で、三脚に乗せるのはかなりやっかいなので。この懸念は、三脚無しでもかなり出来るので良かった良かった。
 もう一つはソフトの使い方。拡大撮影焦点合成の技をネットと参考書で調べて、なんとかカスタマーサポートの厄介にならずに出来た。
 時は早春、かねてから焦点合成で狙いたかったハナネコノメソウの開花時期。早速裏高尾の日蔭沢へ出かけた。去年も通った所なので勝手知ったるところ。それが行ってみて驚いた。去年花盛りだった大きな斜面には一本のの花もなく、狭い急な崖の狭い所に僅かに咲いているばかり。
 人の動きを見てみると、立ち入り禁止のテープを張った奥に行っている。その先へ行ってみると、なるほど去年は無かったか見落とされていた花園が有ったのだ。急斜面を降りるので慎重に動いて、かなり粘って撮影を終えた。
 さてその後の焦点合成処理の結果が上の写真。ピントを後ろにずらせながら12枚の写真を自動連写。上の左が1枚目右が12枚目で、ピントは前と後ろに合っていその間はボケている。前後がボケていても構わない人はそれでも良いが。下の写真は焦点合成を行った写真。12枚の写真の中からピントの合った部分だけ抜き出して、自動的に合成したもの。
 背景や後ろの遠いところはボケているが、かなりの範囲はピントが合っていて肉眼で認識した印象に近い。レンズの絞りを絞るとピントは深くなるが、シャッターが遅くなってブレ易くなり、背景もシャープになって煩わしくなり、レンズの解像力も下がってしまいNG。焦点合成はそれらの問題を解決する手段になるので、写真表現上の新しいツールとして使えると思う。




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by tabitohon | 2018-03-16 05:34 | PC&デジカメ写真術(ボタニカルフォトあ | Comments(0)

水上温泉水上館

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 毎年の恒例になってきたファミリースキー旅行は、今年は草津を予定して進めてきたがあの噴火騒動。急遽他を探したが、余り遠く無いところという事で、八ヶ岳と水上に絞って検討。スキーの宿といえばゲレンデ前のリゾートホテルが便利だが、大勢入れるカラオケルームの空きがあるのが必須で水上温泉水上館に決めた。
 とはいえ気掛かりだったのは若山牧水などが止まった古い旅館なので、部屋や温泉食事等今流に対応できているかどうかという点。半分懸念しながらの到着となった。確かに建物の外観は古びていてちょっと気後れしそう。
 さてロビーへ通ってみると、奥に長い広々とした空間はなかなかのもの。第一印象ではいけそうだった。さて部屋の配置はかなりのびっくり物。増築を繰り返したものだろうか、エレベーターが3基あって、建物に三つの名前がついている。温泉は大きくは二か所、三つの名前がついている。一度の説明では目指す部屋や温泉に行けるか自信は持てない。案内図があるのだが、必ずしも明瞭ではない。
 さて部屋に通ってみると、ことのほか広くて綺麗。ベッドルームとそれに劣らない畳の部屋とがセットになっている。綺麗なはずで、最近リフォーム済みの部屋だそうだ。メンバーの他の部屋の様子を聞いてみると、同様に良い部屋だそうで来る前の心配は杞憂であったようだ。
 順番は前後するが、夕食はテーブル席でとリクエストしておいた。最近では畳にべったりは足が曲がらなくて不可能。椅子席での夕食は煖房の効きが悪かったとネットの書き込みに有ったそうだが、畳の上にテーブルで足元から暖かい。二つ目の気掛かりも杞憂であった。
 さて食事だが、バイキングではなくてセット料理。一般に品数が多すぎて高齢になると食べきれないものだが、水上館の場合は多すぎず、質も良くて適切。メインが和牛の焼肉とアワビのどちらかになっている。焼肉の方をチョイスしておいたが、結果的にはアワビの方が珍重で良かったかと反省。
 食事の後はカラオケというコース。参加18人の大グループで、かなり広いカラオケルームでないと収容できない。幸い「裕次郎」と「ひばり」と名付けた大きなルームがあって、全員集合。幼稚園から78歳までカラオケに現をぬかせたひと時を楽しんだ。
 最後が温泉の紹介となるが、「奥利根八湯」「水晶風呂」「牧水の湯」という三種の温泉があって、男女が時間入れ替えで入浴可となる。
宿の勧めは「奥利根八湯」が一位だったが、参加者の評価は「水晶の湯」が一番。水晶の湯は入り口から順に一番大きな浴槽があり、その奥に小さな浴槽が二つ続き、一番奥に大きな木桶の浴槽がある。
 「牧水の湯」はその名の通り牧水の逗留にちなんだ名前と思うが、スリッパを脱いでからの、畳敷きの廊下が長い珍しい作り。入口近くに大きな表装の書があり、その奥は長い畳敷きの廊下(写真参照)がひと曲がりした先が脱衣室。廊下の壁には竹下夢二の小さな絵(プリント?)がずらっと掛けてあって、風情。
 上の段に脱衣室と中型の浴槽があり、脱衣室の前から枝分かれして建物脇の源流の利根川の方に下がった方に脱衣室と二つ目の浴槽がある。両方に入るには一旦着衣して行くかとなるが、面倒なので裸で移動するのが実態のようだ。
 牧水の湯へ降りる通路は利根川の源流が少し幅を広げた渓谷の際で、建物の眼下には清流が流れ下っている。対岸の建物の裏がむき出しで見えて上の方は風情が無いが、川面には桜であるか樹木がせり出して、牧水の頃はかなりの絶景だったと思われる。
 ここ水上は大小多数のスキー場が水上駅から30分以内の所に点在し、ゲレンデ前の宿ではないが風情のあるこんな宿に泊まるのも一興といえよう。朝窓越しに見えた純白の山は、谷川連峰かと思われる。
 

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by tabitohon | 2018-03-07 05:56 | 国内の旅 | Comments(0)