庭のリフォームの結果、再度植える草木の選択を行っている。日当たりが 良くなった所へ復活を試みるのは、嵯峨菊。5年以上前だったとおもうが、鉢 植えの三色、白と黄色と赤を買って庭へ下ろした。 数年は各色共に開花したが、次第に色ものは消えて行って、今は白だけが 生き残っていた。これとて絶滅しそうになっていたので、芽生えから少し育った 頃に上の部分を切り取って挿し穂にして増殖した結果だ。 嵯峨菊と総称されるが、嵯峨天皇の頃大覚寺大沢の池に自生していた野菊 を品種改良したものだそうだ。今でも京都方面では立派に栽培されていて、草 丈は2Mにもおよび、長さ10cmほどの管状の花弁を箒とかハタキのように密 集させて咲かせるというユニークな菊。 我が庭の実績はそんなに立派なものではなくて、草丈70~80cmほどで、筒 状の花弁の長さは4~5cmのミニサイズ。切り花にするのでこの位のサイズが 適切であった。 さて絶滅の補充用に取り寄せたのが、写真の4種。純白と、純黄と、赤と、美 紅色の表示があった。栽培案内によれば、箒状に作るには何回か芯を摘み取 って脇芽を育てて行くのだそうだ。 菊は日当たりで良いようなので、南のフェンス際が栽培候補地。風当たりが 強いので吹き飛ばされる憂いが有るが、この秋には結果が出る予定。 #
by tabitohon
| 2016-04-23 12:41
| 和楽庵四季折々
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夫人が茶花に使うので、バイモとアミガサユリの小鉢を買って来た。ちょっと 確認してみたら、バイモとアミガサユリは同じものの筈だが、小鉢に刺し込んで あるラベルには、バイモとアミガサユリと別名が書かれていた。 それは無視して夫人は花の部分を切り取って使ってしまった。残った鉢の 中の野草は地面に降ろしてやることにした。何れも半日蔭、または午後に 陽が射さない様な場所が良いらしい。 さてアミガサユリと書かれた株に添って、背丈の低い同じような葉の草が混じ っていた。背はうんと低いのだが蕾が膨らんできて、何と濃い紫色の吊鐘 状の花が2輪咲きだした。えっ、これってアミガサユリ??。 再度ネットでくまなく調べたが、アミガサユリにこんな花は咲かない。このま までは落ち着かないので更に調べを進めることにした。 たどり着いた先で、そっくりの写真を発見。名前はコバンソウとある。再度 コバンソウで捜索しても全く出て来ない。だんだんわかってきたことは、ユー ラシア原産の花で、日本には馴染みが少ないものの様だ。 タイトルがアルファベットで、Fritillaria meeagris と言うものがたくさん登 場。この頁を訳すで日本語にして読んでみると。バイモシチメンチョウ属と言う 物らしい。外国の野草の図鑑を2冊持っているのだが、この花の紹介は全く 無い。 ユーラシア属のユリ家族。花の模様から蛇の頭とかヒョウモン、市松模様 等の言葉に行き着くらしい。 花は紫の色合いで市松模様を持ち、時には純粋な白であるらしい。3月か ら5月に開花。有毒を含有するそうだ。持っているのはアルカロイド。 ヨーロッパや西アジアのネイティブだが、多くの場所では絶滅危惧種で野生 で発見されないが、一般的な庭園で栽培されているそうな。 別の表記では、市松ユリバイモシチメンチョウ属となっているようだ。 ところでネットでの翻訳だが、随分と不十分。意味不明の部分が全く多く、実 用にはかなりなりにくいものだ。 #
by tabitohon
| 2016-04-15 14:54
| 和楽庵四季折々
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庭をリフォームして、山野草の植え場を作った積りだったが思わぬ落とし穴。 茶花に使うような山野草は殆んどが落葉樹林下に育つような花で、かんかん照 りの真夏の日差しの直撃に耐える様な物は無いようだ。 この春夫人が買って来た小鉢の、花を採った後の植え先は西日の当らない東 のフェンス際か、モミジや夏椿や梅やヒュウガミズキ等の落葉樹の下の地際。 花はバイモユリ、アミガサユリ、オオバナエンレイソウ、黄花カタクリ(これは西洋 種)など。それから前に買っておいた福寿草も。 庭のリフォームで場所替えしたキヌイトソウやキバナホウチャクソウ、ヌマトラノ オ等も半日蔭好みの様だ。 それで使い道が宙に浮いた南のフェンス際に植えるものは野菜かと言う事にな った。ナス、キュウリ、トマト等が無難な候補だが、ナスは場所をとるので、高く伸び ても場所ふさぎにならないキュウリとトマトを仕入れて来た。トマトはいまどきは 桃太郎ブランドで、二本のうち一本は無農薬品種と言うの選んでみた。南向きの 風あたりが強い場所なので、果たして収穫まで行くか? 何れにしろ水撒きは必須とおもわれるので、散水用のノズルも買い替えて備えた。 #
by tabitohon
| 2016-04-11 08:33
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桜満開のニュースが続き、4月5月の気温ですっかりリラックス。カーポート 工事をきっかけに、庭のリフォームと言う事になり芽が動き始めた野草の移植 の日々となった。 ところで露地の方はそれとは関係なく、毎年同じ植栽が季節の移ろいを繰り 返す。今の庭は馬酔木の花は咲いているが、ヒトリシズカが咲くのはかなり先。 それでも春の気配を感じさせるのは、苔の新緑。 儚げに見える苔だが、抜群の耐寒性で真冬の凍結にもびくともせずに生きて いる。真冬の乾燥から、春の湿潤に移行すると途端に繁殖に拍車がかかって、 鮮やかな緑色が広がってくる。 苔と言えば杉苔が筆頭になると思うが、杉苔はこの庭との相性が悪くて、以前 移植したのが全滅。今元気なのは地苔と呼ぶ自然に居着いて繁殖しているもの。 この庭の環境を一番好む種のようだ。 他にこの庭を好む苔が有って、その名はゼニゴケ。これだけは居ついて貰いた くないのでせっせと退治に努め、今の時期は未だ活動期ではないので大人しく 姿を隠している。 手入れ人の体調が少しずつ良くなって、しゃがみ仕事が出来るようになったの で、この春夏の庭いじりが出来そうだ。 #
by tabitohon
| 2016-03-31 09:26
| 和楽庵四季折々
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最近はカメラの買い替え意欲が衰えて、新製品の動向音痴になっていた。 いま使用中なのがEPL5というミラーレス一眼だが、今の機種はEPL7になっ ている。 何かの機会に目にした情報によると、EPL7のレンズキットに付属している 標準ズームレンズがパンケーキと呼ばれる薄型レンズに変わっていた。常々 EPL5の標準ズームがカメラボディイから突き出す長さが長いのが気に入らな 買ったので、この情報に引き込まれた。 パンケーキレンズに換えたら随分カメラがコンパクトになって持ち運びしやす くなる。ついでに調べたら、同じ規格を採用しているパナソニックのミラーレス一 眼の標準ズームもパンケーキ型になっていた。更に調べるとパナのレンズには 同じパンケーキ型で、標準よりやや高角規格の準標準ズームが別に有ると分 かって俄かに欲しくなった。 これまでは、ワイドコンバーターを着けて高角にしたい時の凌ぎにしているが、 この組み合わせはバカでかいレンズになってしまう。いきさつはさておき、パナ のワイド型標準ズームを手に入れてしまった。 何時もの通りレンズキャップに紐を取り付けて、撮影時にレンズキャップを紛失 しない加工と考えた。 ここで反省。これまでのホルダーは上の写真左の方式で、紐をレンズ鏡胴に回 して止めている。これは時に紐が緩んでキャップが脱落する場合が有る。 改良案としてこの際思いついたのが、カメラ店の店頭でカメラ本体や交換レンズ の展示商品を繋ぎとめている束線バンド方式。このほうなら紐が抜け落ちる心配 n無さそうだ。 早速黒の束線バンドの手配。ネットで探したらアマゾンに90円の商品があって、 何とこれが送料無料で即時配送のプライム商品。これに驚いた。 試みにこれまでの標準ズームに束線バンドで止めた試作品が中の写真。バンドが やや太すぎて無骨だが、使えない事は無い。しかしパンケーキレンズではこれだけ の広幅のふといバンドを取り付ける場所が無い。 今度は量販電気店に足を運んで、細い束線バンドを探した。細いのはあったが、長 さが短い。仕方が無いので3本を縦に繋ぎ合わせて使う事にした。結果は右の写真。 レンズの狭い固定胴に何とか収めた。黒い同士なので、目立ってみっともないという 事も無くて、成功だ。 レンズの評価は別の機会に。 #
by tabitohon
| 2016-03-23 13:55
| PC&デジカメ写真術
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