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キバナミツマタの咲き初め

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 カタクリの里が開園したが、花はまだ少ない。少ないと言っても、このあたりの民家や公園に比べればはるかに賑やかだ。ここで良く目につくのはミツマタだが、蕾が膨らんでいるがまだ固いものが圧倒的に多い。 
 早くも満開になったものも稀にあり、黄色い花房に気を惹かれる。多くは花房の外周が黄色く咲いても、中央はまだ固い蕾だ。ようやく探した真ん中まで黄色く咲いた花房がこれ。日差しを浴びると黄色く輝いて迫力がる。株が沢山あるから、盛期は半月もあとか。園芸種だというが、赤い花の株もあるので、再登場を期待している。
 チンチョウゲ科ミツマタ属の落葉低木。中国南部やヒマラヤ原産で、室町時代に日本に来た。関西・四国・九州では野生化しているそうだ。和紙の原料で、日本紙幣の原紙に混ぜられ重要な素材になっているから、完全に日本に帰化していると言える。
 

# by tabitohon | 2024-03-12 08:52 | カタクリの里 | Comments(0)

ユキワリイチゲは関東では珍しい

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 名前は聞いたことがあるユキワリイチゲ、見るのは初めてだった。場所は城山の里山、今日からカタクリの里として4月後半まで500円の有料で開園する。幸い今日は全日晴天の予報で、花めぐりには絶好。
 ここではユキワリイチゲ・アズマイチゲ・キクザキイが見られるが、今は丁度見頃といえよう。他にもたくさんの草木の花が見られる予定だが、盛りは3月末から4月にかけてか。特に斜面いっぱいに咲くカタクリの群落は見応えがありそうだ。
 初めに訪れた時、名札の花を見たら半開きで筒状に花があるばかり。時期が早すぎたかと思ったが、次も同じ。わかったのは陽の光がたっぷり射さないと、満開に開かないということだった。
 何とか日当たりの良いところで全開に咲いている株を選んで撮影したのがこれ。訪れる時間と天候で陽当たりが変わるから、簡単に見たり撮れたりするものではない。薄紫色の色気があり、チャーミングだ。
 さて素性はキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で、地下茎で増殖する。近畿地方以西の本州・四国・九州に自生。関東ではなじみがないわけだ。川岸の竹やぶや林縁などに生えるそうだ。10cm程の花茎の先端に一個の薄紫の花をつける。

# by tabitohon | 2024-03-09 09:06 | カタクリの里 | Comments(0)

秩父紅(福寿草)は秩父固有種

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 山野草の通販は盛んで、生育地が地方の固有種であっても簡単に安く手に入るようだ。経験的に言えば、庭や鉢植えで見自宅の気候に合わなくて絶滅してしまうことが多い。
 里山の様に樹林や広い土地があれば根ずくことが多いだろうし、植物園の様に管理が優れていれば定着する可能性が上がるだろう。今日の秩父紅はそんな条件を満たした城山の里山に植栽されたもの。

# by tabitohon | 2024-03-06 08:53 | 花巡り | Comments(0)

ヒュウガオウレンは宮崎県固有種

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 バイカオウレンさがしがきっかけで、今年は新しい山野草にたどり着く途中。オウレン仲間ではセリバオウレンに出会い、今度はヒュウガオウレンだ。ミツバオウレンというのは6月頃八ヶ岳方面に咲くらしいが、出会える当ては無い。
 今日は城山の里山で出会ったヒュウガオウレンの紹介。花はミツバオウレンに似た構造だが、花びらというか、白い5枚のガクがひし形を思わせる角があるような野性味ある形が特徴。バイカオウレンは楕円形でやさしく上品。写真の株の葉は濃い赤紫で、バイカオウレンは緑色。ただヒュウガオウレンの葉も緑色のものの写真が沢山見られるから、この赤紫は見分けにはならないようだ。バイカオウレンはもう花が終わってしまったが、ヒュウガオウレンは今が満開時期となっている。
 キンポウゲ科オウレン属の多年草で、ヒュウガオウレンは宮崎県の2か所ほどに自生地がある宮崎県固有種だそうだ。県の指定希少野生動植物で、絶滅危惧1A類。ただ人工繁殖j品と思われる株が園芸通販の各ショップで売られていて、特別高価なわけではないのは、他の山野草と同じだ。

# by tabitohon | 2024-03-03 09:07 | 花巡り | Comments(0)

ウグイスカグラは早春の使者

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 里山の木立の落葉樹の芽はまだ固い。そんな中であったキュートな花、星形を思わせる。名はウグイスカグラと言うようだ。小さな花だが、緑のない中で目を惹く。・
 スイカズラ科スイカズラ属の落葉低木のようだが、スイカズラより小ぶりで締まった印象だ。花は1cm程で小さいが色付き模様が繊細で、黄色い雄蕊が力ずよく印象的。6月ころ、真っ赤な透き通った液果が実るようだが、この色が又惹きつける。甘くグミの様に食用になるという。そのころには忘れないようにカメラを向けたいようだ。
 北海道から九州に分布。山部林縁や林地に生育。庭木に植える人もいるようだ。名前のウグイスカグラというのもロマンティックだ。

# by tabitohon | 2024-02-29 13:55 | 花巡り | Comments(0)