名前は聞いたことがあるユキワリイチゲ、見るのは初めてだった。場所は城山の里山、今日からカタクリの里として4月後半まで500円の有料で開園する。幸い今日は全日晴天の予報で、花めぐりには絶好。
ここではユキワリイチゲ・アズマイチゲ・キクザキイが見られるが、今は丁度見頃といえよう。他にもたくさんの草木の花が見られる予定だが、盛りは3月末から4月にかけてか。特に斜面いっぱいに咲くカタクリの群落は見応えがありそうだ。
初めに訪れた時、名札の花を見たら半開きで筒状に花があるばかり。時期が早すぎたかと思ったが、次も同じ。わかったのは陽の光がたっぷり射さないと、満開に開かないということだった。
何とか日当たりの良いところで全開に咲いている株を選んで撮影したのがこれ。訪れる時間と天候で陽当たりが変わるから、簡単に見たり撮れたりするものではない。薄紫色の色気があり、チャーミングだ。
さて素性はキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で、地下茎で増殖する。近畿地方以西の本州・四国・九州に自生。関東ではなじみがないわけだ。川岸の竹やぶや林縁などに生えるそうだ。10cm程の花茎の先端に一個の薄紫の花をつける。